功名が辻感想ログ

第26回「功名の旗」

今回は、ずっと重要なポジションにいた吉兵衛との別れということで、感想が長くなってしまいました。ストーリーを追いながら進めます。

たきが里に帰り、迎えに行きなさいと千代に言われ、意地を張ってひきこもる吉兵衛。
そんなときはやっぱり新衛門ですよね。前回は新衛門が出てこないので「今こそ新衛門でしょう!」と思いながら見ていました。
新衛門に説得され、たきに想いを告げにいく吉兵衛ですが、声をかけられず、野菜を洗うたきをこっそり見つめ、挙句犬に吠え立てられて川に落ちていました。
そのあとも父の袴を使ってくださいと言うたきに、「戦場で川に落ちることもある」と返し(結局はいていましたが・笑)、見惚れる瞬間があっても目を合わせられない吉兵衛。
純情さが爆発していました(笑)
去り際にようやく「待っていてほしい」と言い、今度は仏頂面から一転、満面の笑顔。
そういうキュートさも吉兵衛の魅力だと思います。

さて、吉兵衛が命を落としてしまう滝川攻め。
今後大きい戦があるか分からないので、「ここが功名が辻」と吉兵衛は表現していました。
決戦前夜、必ずしも一番乗りにならなくては、と話す一豊たち。
ここで吉兵衛と一豊が二人きりになるシーン。とても良かったです。
素直さゆえ、言葉で部下を鼓舞するのが上手くない一豊。
のせるのが下手と言いつつ、素直な良い人柄と大笑いする吉兵衛。
真面目な顔で、「けれど素直さだけでは一国一城の主にはなれませんぞ」と諭す様は本当に父親のようでした。
家臣には熱き言葉を、(新衛門・吉兵衛ともに亡き後は)おかたさまを頼りなさいと言われ、今度はしっかりと「分かった」と吉兵衛の手を握る一豊。
吉兵衛は笑いながらも熱いものがこみあげたのか、どこか泣きそうな様子に見えました。

ところが城攻めは敵に気付かれてしまい、城壁の上から石を落とされたり槍で突かれたりと、かなり厳しい様相。
吉兵衛の気迫は物凄いものがありました。
一人城壁を登りきり、えいやと山内家の旗を敵陣に突き立てる吉兵衛。非常に迫力がありました。
獅子奮迅の働きを見せる吉兵衛ですが、敵に囲まれ、ついにその時が。
一豊たちの助けは間に合わず、吉兵衛の腹部を槍が貫きます。
倒れた吉兵衛を抱きかかえ、無理をして笑い「わしが建てた城の天主に立つんじゃ」という一豊の様子が痛ましくて、目が潤みました。
「功名を…」と言い残し、吉兵衛は力尽きましたが、本当にどれほど強い絆だろうと思います。
幼い頃から父のように思い、ともに戦い生きてきた一豊と吉兵衛。
喪失感は本当に大きいでしょうね…。

それでもきっと、吉兵衛がうるさいくらい言い続けた愛のこもった小言は、一豊の中で生き続けるんでしょうね。
予告を見ると、来週はお市さまがたくさん出るのかな?あと、永作さんが出るようで。
色々な人物が死んでも、物語はじゃんじゃん続いていきますね〜。
当然といえば当然ですが^^;
(記述日:2006.07.05)
電脳茶店〜楽々亭〜