功名が辻感想ログ

第29回「家康恐るべし」

今回はまさにタイトルのとおり、家康恐るべし、でした。
「狸」と「猿」の戦いは、信長のように激しく切るような戦いではなく、焦ったほうの負け、ただし出遅れても負け、という具合の頭脳戦のようです。
秀吉は何とか家康を、事実上自分よりも下に置きたいと画策し、三成にも相談しますが、家康は動きません。高い位を貰っても、礼に参じることもなく、文で済ませていました。「その手にはのらないよ」と飄々と舌を出している感じですね…!
もはや邪魔なものとなった織田の血筋と、目の上のたんこぶである家康を一網打尽にするため、秀吉は信雄を刺激します。家康は、信雄を愚かと笑いつつも上手く利用して、共に秀吉に攻め込んだかと思えば、秀吉が焦れるほどに動かず、秀吉の挑発(お尻ぺんぺん)も受け流し、結局は勝利してしまう。
家康は機を見極める力が凄いですね。ここぞというときまで本当に動かない(笑)信玄に大敗した経験など、今までの人生でじっくりと学んできた全てのことが、そうさせるのかなと思います。
しかし負け戦にも関わらず、信雄と和睦しどちらが勝ったのだかうやむやにしてしまう秀吉もまた凄いですね…(^^;)
「秀吉恐るべし」でもある気がします(笑)

一豊と千代の夫妻に、小さな喧嘩がありましたね。
千代があまりにも利発だったため、一豊のプライドを刺激してしまったんでしょうか?もっとも一豊は、千代が政治のことを語るのを好ましく思っていなかったようですが。
よねに「喧嘩はやめて」と言われ、素直に「父が悪かった」と言う一豊様はやっぱり素敵です。
喧嘩していたのにあんな風にすぐに謝れるなんて、心が広く素直で優しくなければ出来ないことですよね…。スゴイ。
秀吉に「お主が男だったらとっくに一城の主」なんて言われても、「(生まれ変わっても?)一豊様の妻になりたい」と言う、そんな千代の気持ちが分かる気がします。
それにしたって、千代は賢い。秀吉が部下を試しているということも、家康が天下を狙っていることも、状況を見極めてしっかりと読んでいましたし。優れた軍師のようです。吉兵衛が「お方様ほど知恵のある方を見たことがない」と言っていたことを思い出します。

二人の直接対決はあるのかな〜と思っていた、茶々とねね。ねねは既に茶々をかなり警戒しているようですね。
来週はまた、茶々と三成のからみがあるようで、楽しみです。二人はどんな関わりになっていくんでしょうか。
(記述日:2006.07.27)
電脳茶店〜楽々亭〜