功名が辻感想ログ

功名が辻第39回「秀吉死す」感想です。
この回では、ついに太閤秀吉がこの世を去りました。
老いに恐怖する秀吉が描かれていて、見ているほうも何だか辛い気持ちになりました。
前田利家など、名だたる武将が大勢集まる前で粗相をしてしまったり、淀の方に「息が臭い」と突き放され、おいおいと泣いたり…。
あれほどに頭の切れる秀吉でも、千代の言うとおり「老いはくるもの」。
老いた秀吉を嘆くねねに、最後まで寄り添うのが夫婦というものでは、と言う千代。さすがに付き合いが長いだけありますね。
死の間際の秀吉に、「市である」とまるで取り付かれたかのように耳元で囁き、「秀頼は豊臣の世継ぎではない、織田の世継ぎだ」と告げる淀の姿は、ぞっとするものがありました。
秀吉の死は遺言どおり伏されましたが、その死を待ちに待った家康は「長かった」と感無量。寝巻きがはだけたまま朝日に照らされる様子は、あまりにお腹が見事に丸かったので、狸の置き物ようでした^^;
一方山内家では、一豊に側女をとらせ世継ぎをと考える千代が、苦渋の決断をします。
みつという若い女性に「旦那様のお種を授かりなさい」と言いつけ、自分は育ての親の元を訪れ、一時一豊から離れる、というものでした。
千代は伯母の元で、それでもやり切れない思いを、木に八つ当たり。
しっかりしているのに夫婦になった頃と変わらない純粋な部分を持つ千代が、とてもかわいらしく思えました。
結局一豊は、みつに触れることもせず、康豊の息子を後継者にすることを皆の前で発表するのですが、この夫婦の愛情は本当に素敵だなぁと感じます。
次回以降は、関が原の合戦にむけての、三成、家康らの動き、一豊ら武将たちの決断など、まだまだ見所がたくさんありますね。
(記述日:2006.10.17)
電脳茶店〜楽々亭〜