功名が辻感想ログ

功名が辻第41回「大乱の予感」感想です。
恩顧を取るなら三成、恩賞を取るなら家康…と、豊臣の家臣たちは揺れているようです。
このとき、「他はどうするのか」という動向の探りあいも、やっぱりあったんでしょうかね。
徳川方につくことを決め隠居することを、一豊に伝えに来た堀尾氏。
一豊は態度を決めかねているため、現段階で袂を分かつ形になった二人。それでも、恩は忘れないと一豊は言いました。今までを振り返り、長かったような短かったような、と呟く堀尾氏の言葉には重みがありました。
中村氏は病に冒され、いつ亡くなってもおかしくない病状。
皆年を重ね、それぞれ自分の家の今後について大きな決断を下し、跡を継ぐものに遺していく時期なんですね。最初の頃を思い出すと、しみじみしてしまいます。
前田利家が亡くなり事実上一番の権力者となった家康は、反発する淀に対し、秀頼をサポートできるのは自分だけ、と大阪城に留まりました。全く、老獪です。
屋敷に戻った一豊が、出迎えた千代に「久しい」と愛しそうに言うシーン。本当に素敵です。画面から温かい空気が伝わってくる気がします。新衛門を始め家臣皆が、殿とお方様には何十年もあてられっぱなし、と笑うのもまた温かくていいなぁと思います。
家康につくか三成につくか、家康に会ってから決める、と一豊。家康との会合の場に、「家康にはへつらわない」と言っていた中村氏が病をおして現れ、家康につくことをはっきり伝えました。「家は潰せぬ」との言葉。死を目前にした、実に真剣な決断です。一豊の心にも影響を与えたでしょうね。
(記述日:2006.11.07)
電脳茶店〜楽々亭〜